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東京都に大雨特別警報(警戒レベル5)が出たら|命を守る行動・危険な川・避難の判断

📅 公開:2026年9月7日 🔄 更新:2026年9月7日 🗺 東京都
大雨特別警報 警戒レベル5 — 東京都|命を守る行動・危険な川・避難の判断
警戒レベル5 / 緊急安全確保
大雨特別警報は「すでに災害が起きている」サインです
安全な避難ができるとは限りません。まだ動けていなければ、少しでも安全な場所へ「今すぐ」。

まず押さえること

  • 警戒レベル5=すでに災害が発生/切迫。避難所へ安全に行けるとは限らない段階です
  • まだ動けていなければ、自宅や近くの建物の少しでも高い階・崖や川から離れた部屋へ(緊急安全確保)
  • 本来はレベル4(避難指示)までに危険な場所から全員が離れているのが理想。レベル5を待たない
  • 東部低地(荒川・隅田川沿い)はゼロメートル地帯。決壊すると広範囲が長期間水につかります
  • 区部の中小河川(神田川など)は川があふれる前に道路・地下が冠水する内水氾濫が先に起こります
  • 今の川の状況はこのページ上部のリアルタイムパネル東京都の河川水位ページで確認できます

東京都の河川リアルタイム状況(自動更新)

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    気象庁「指定河川洪水予報」(荒川・多摩川・江戸川・鶴見川など)と東京都の気象警報を約90秒ごとに取得しています。区部の中小河川・水位計・カメラは東京都水防災総合情報システム、面的な危険度はキキクル(危険度分布)で確認してください。数値・発表は速報値です。

    ▶ 東京都の各河川の現在水位は 東京都の河川水位・洪水情報【リアルタイム】、都内のライブカメラの探し方は 東京都の河川ライブカメラ・監視カメラ にまとめています。

    いま何をすべきか(警戒レベル5でとる行動)

    大雨特別警報が出たときは、その地域ではすでに土砂災害や浸水が起きている可能性が高い状態です。外の状況によって行動を分けてください。

    1. 安全に避難できる状況なら、すぐ指定緊急避難場所へ。道路が冠水していない、明るい、まだ歩ける ── この条件がそろっているうちに、川・崖から離れた高い場所へ移動します。
    2. すでに外が危険なら「緊急安全確保」。道路が冠水した/暗い/猛烈な風雨で歩けない場合は、無理に外へ出ず、自宅や近くの頑丈な建物の、できるだけ高い階へ。崖側・川側の部屋を避け、反対側へ移動します。
    3. 地下・半地下からは必ず地上・上階へ。地下室、地下駐車場、地下街、地下鉄の出入口は水が一気に流れ込みます。
    4. エレベーターは使わない。停電で閉じ込められる恐れがあります。階段で移動してください。
    5. 正確な情報を取り続ける。区市町村の避難情報、河川の水位キキクルを確認。スマホの充電・モバイルバッテリーを確保します。
    川や用水路の様子を見に行かないでください。過去の水害では、水位の確認や排水作業に出た人が用水路に転落する事故が繰り返し起きています。確認は屋内から、カメラと水位データで。

    大雨特別警報・警戒レベル5とは

    気象庁の警報は、危険度の低い順に注意報 → 警報 → 特別警報と上がります。大雨特別警報は、数十年に一度しかないような降り方で、重大な災害がすでに差し迫っている、または発生しているときに出る最上位の警報です。市区町村が出す避難情報の警戒レベル5(緊急安全確保)に相当します。

    警戒レベル気象・河川の情報とるべき行動
    レベル5大雨特別警報/氾濫発生情報緊急安全確保。命を守る最善の行動を。すでに安全な避難が難しい段階
    レベル4氾濫危険情報/土砂災害警戒情報/キキクル「紫」危険な場所から全員避難(避難指示)
    レベル3氾濫警戒情報/大雨警報(土砂災害)/キキクル「赤」高齢者等避難。ほかの人も避難の準備・自主避難の検討
    レベル2氾濫注意情報/大雨・洪水注意報/キキクル「黄」避難先・経路・持ち出し品を確認

    用語の詳細は警戒レベルとは大雨特別警報とは氾濫発生情報とは(洪水予報4段階)で解説しています。

    東京都で氾濫・浸水が起きやすい川

    東京都の水害リスクは大きく3種類あります。大河川の堤防決壊(荒川・多摩川・江戸川)、区部の中小河川の増水(神田川・石神井川など)、そして下水道の処理能力を超える内水氾濫です。

    河川主な流域特徴・注意点
    荒川北区・足立・板橋・墨田・江東ほか下流は東部低地のゼロメートル地帯。決壊すると江東5区など広範囲が長期間浸水すると想定。上流(秩父)の雨が半日遅れで効く
    多摩川大田・世田谷・狛江・調布・日野ほか2019年台風19号で世田谷・大田・狛江・川崎側が浸水。支流の野川・平瀬川の内水氾濫も同時発生
    江戸川江戸川区・葛飾区利根川から分派。東側の低地に市街地が広がり、荒川とあわせた広域避難の対象
    隅田川墨田・台東・中央・荒川・北区感潮河川で潮の干満+高潮の影響を受ける。岩淵水門で荒川と分かれる。沿岸はゼロメートル地帯
    神田川・善福寺川・妙正寺川杉並・中野・新宿・文京・千代田2005年の集中豪雨で杉並・中野で大規模浸水。ゲリラ豪雨で短時間に増水、環状七号線地下調節池で対応
    石神井川練馬・板橋・北区都市化で流出が速く、大雨時に水位が急上昇しやすい
    野川・仙川・浅川三鷹・調布・小金井・八王子ほか多摩地域の中小河川。2019年台風19号で野川・浅川が氾濫危険水位に到達
    「川があふれていない=安全」ではありません。区部では、下水道がさばききれない雨が道路にあふれる内水氾濫が先に起こります。地下・半地下・アンダーパスは川の水位が低くても危険です。あわせて道路冠水・アンダーパスの危険もご覧ください。

    東京都の過去の主な水害

    2019 台風19号
    多摩川流域が浸水
    世田谷・大田・狛江、武蔵小杉で停電・断水
    2005/9 集中豪雨
    神田川流域で浸水多数
    杉並・中野で時間雨量100mm超
    1958 狩野川台風
    都内で死者・不明200人超
    中小河川の氾濫が広域化
    1947 カスリーン台風
    利根川決壊で都東部が浸水
    葛飾・江戸川へ濁流が到達
    年表でみる東京都の主な水害
    • 1947年9月 カスリーン台風:埼玉県で利根川の堤防が決壊し、濁流が3日かけて東京の葛飾区・江戸川区まで到達。都東部が広く浸水した。
    • 1958年9月 狩野川台風:東京で総雨量300mm超。神田川・妙正寺川など区部の中小河川が各所で氾濫し、都内の死者・行方不明者は200人を超えた。
    • 1993年8月・2005年9月 集中豪雨:杉並区・中野区を中心に神田川・善福寺川・妙正寺川が氾濫。2005年は1時間に100mmを超える雨で床上・床下浸水が数千棟に及んだ。
    • 2019年10月 台風19号(令和元年東日本台風):多摩川の水位が観測史上最高クラスに達し、世田谷区・大田区・狛江市などで浸水。野川・平瀬川など支流の内水氾濫、武蔵小杉のタワーマンションの電源浸水による停電・断水も起きた。
    • 近年のゲリラ豪雨:短時間の局地的大雨で、練馬・板橋・目黒などの道路・地下施設が繰り返し冠水している。

    東京都は、荒川・利根川の巨大洪水に備えた広域避難計画と、中小河川の調節池(環状七号線地下調節池など)の整備を進めていますが、想定を超える雨は毎年のように各地で発生しています。「これまで浸水しなかった」は安全の根拠になりません。

    立ち退き避難と垂直避難の判断

    避難には、危険な場所から離れる立ち退き避難と、建物の上階へ移る垂直避難があります。大雨特別警報が出るような状況では、どちらを選ぶかを早く決めることが重要です。

    立ち退き避難が必要な人

    木造平屋・低層階に住む/想定浸水深が3mを超える地域/崖のそば・土砂災害警戒区域/ゼロメートル地帯で広域避難の対象 ── これらは上階に上がっても守れないことがあります。明るいうち・レベル3〜4で行動を

    垂直避難でしのげる場合

    鉄筋コンクリートの建物/想定浸水深より高い階に居られる/崖から離れている/すでに外が危険で移動が困難 ── この場合は無理に外へ出ず、川・崖と反対側の高い階へ。

    やってはいけないこと

    冠水した道路・アンダーパスを歩く/車で移動する/地下にとどまる/川や用水路を見に行く/エレベーターを使う。

    持って上がるもの

    スマホと充電器・モバイルバッテリー、飲料水、常備薬、懐中電灯、身分証。詳しくは非常持ち出し袋チェックリスト

    判断の基準は自宅の想定浸水深です。事前に水害ハザードマップの見方で確認しておいてください。避難のタイミングを時系列で決めるマイ・タイムラインも有効です。

    東京都で河川水位・危険度をリアルタイム確認する方法

    ひとつの情報源に頼らず、「大きな川の水位」「区部の中小河川」「面的な危険度」「区市町村の避難情報」を組み合わせて見ます。

    手段わかること使い方
    cococha(このサイト)荒川・多摩川・江戸川・隅田川など指定河川の現在の警戒レベル東京都ページを開く。このページ上部のパネルでも自動更新
    東京都水防災総合情報システム都管理河川(神田川・石神井川など)の水位・雨量・ライブカメラ検索窓に「東京都 水防災 総合情報」と入力(名称・URLは変更されることがあります)
    キキクル(気象庁)土砂・浸水・洪水の危険度を地図で色分け(黄→赤→紫→黒)「キキクル」で検索。紫になったら避難、黒はすでに危険な段階(見方
    区市町村の防災情報高齢者等避難・避難指示・緊急安全確保、開設中の避難所お住まいの区市町村の公式サイト・防災アプリ・防災メール・X
    川の防災情報(国交省)国管理区間の水位・カメラ・洪水予報スマホ版をホーム画面に追加しておくと早い(スマホでの見方

    確認手順の全体像は水位をリアルタイムで確認する方法にまとめています。

    緊急連絡先・公式情報

    命に関わる緊急時は迷わず通報を。119(消防・救急)、110(警察)。川に人が流された・水難事故は118(海上保安庁)。

    よくある質問

    大雨特別警報(警戒レベル5)が出たら何をすればいいですか?
    警戒レベル5は「すでに災害が発生または切迫している」段階で、安全な避難ができるとは限りません。まだ避難できていない場合は、外が危険なら無理に移動せず、自宅や近くの建物の少しでも高い階、山や崖から離れた部屋へ移動する「緊急安全確保」をとります。すでに指定緊急避難場所へ移動できる状況なら直ちに移動してください。レベル5を待たず、レベル4(避難指示)の時点で危険な場所から全員が離れているのが理想です。
    大雨特別警報と大雨警報は何が違いますか?
    大雨警報は重大な災害のおそれがあるときに出ます。大雨特別警報は、数十年に一度しかないような降り方で、重大な災害がすでに差し迫っている、または発生しているときに出る最上位の警報で、警戒レベル5に相当します。特別警報が出たときは、その地域では土砂災害や浸水がすでに起きている可能性が高い状態です。
    東京都で氾濫・浸水が起きやすい川はどこですか?
    広域では荒川・多摩川・江戸川、区部の中小河川では神田川・石神井川・善福寺川・妙正寺川、多摩地域では野川・浅川などです。荒川・隅田川沿いの東部低地はゼロメートル地帯を含み、堤防が決壊すると広範囲が長期間浸水すると想定されています。神田川など区部の中小河川は、下水道の処理能力を超えるゲリラ豪雨で短時間に増水し、川があふれる前に道路や地下が冠水する内水氾濫が先に起こります。
    避難所まで行けないときはどうすればいいですか?
    すでに道路が冠水している、暗くて足元が見えない、猛烈な雨と風で外を歩けない、という状況では、無理に避難所を目指すとかえって危険です。鉄筋コンクリートの建物や自宅の2階以上で、浸水想定より高く、崖から離れた部屋に移動する垂直避難に切り替えます。ただし木造平屋、想定浸水深が深い地域、崖のそばでは垂直避難では守れないことがあるため、明るいうちの早めの立ち退き避難が原則です。
    東京都の川の水位や洪水情報はどこで確認できますか?
    荒川・多摩川・江戸川・隅田川など指定河川の洪水予報はこのページ上部のパネルとcocochaの東京都ページでリアルタイムに確認できます。区部の中小河川や水位計・カメラは東京都建設局の「東京都水防災総合情報システム」で公開されています。土砂・浸水・洪水の面的な危険度は気象庁の「キキクル(危険度分布)」で確認してください。避難情報(高齢者等避難・避難指示・緊急安全確保)は、お住まいの区市町村が発表します。
    タワーマンションや地下は安全ですか?
    高層階は浸水そのものは避けられますが、大規模な浸水では電気・水道・エレベーターが長期間止まり、在宅避難が成り立たなくなることがあります。2019年の台風19号では武蔵小杉のタワーマンションで電源設備が浸水し停電・断水が続きました。地下室・半地下・地下駐車場・地下鉄出入口は水が一気に流れ込み、短時間で危険になります。大雨特別警報が出るような状況では地下から地上・上階へ移動してください。