垂直避難とは?

水平避難との違い在宅避難の条件夜間の判断

「避難=避難所へ行くこと」と思いがちですが、外への避難がかえって危険な場面もあります。そんなときに命を守るのが垂直避難です。ここでは垂直避難の意味、水平避難との違い、在宅避難ができる条件、夜間や浸水が始まったときの判断をやさしく解説します。避難の判断には河川のリアルタイム水位の確認が欠かせません。

垂直避難とは

垂直避難とは、建物の上の階や屋上など、より高い場所へ移動して命を守る避難方法です。外への避難(水平避難)がすでに危険なときや間に合わないときに、その場で安全な高さへ逃げる緊急的な手段です。浸水が始まってから外に出るより、建物の上階にとどまるほうが安全な場合があります。

水平避難との違い

🚶 水平避難

安全な避難場所まで移動する避難。明るいうちで道が安全なときの基本。

🏠 垂直避難

同じ建物の上階へ移動する避難。すでに浸水・夜間など、外が危険なときの手段。

原則は、警戒レベルが上がる前の明るいうちの水平避難です。逃げ遅れて外が危険になったときの最後の手段が垂直避難、と理解しておきましょう。

在宅避難(垂直避難)ができる条件

自宅にとどまる在宅避難・垂直避難は、次の条件がそろったときに有効です。

ハザードマップ想定浸水深より高い階に避難できる
② 建物が頑丈で流される心配がない(鉄筋コンクリート等)
土砂災害の危険がない場所である

たとえば想定浸水深が3メートルなら2階では不十分で、より上階が必要です。土砂災害のおそれがある場所では、垂直避難は安全とは限らないため、早めの水平避難を優先してください。

夜間・浸水が始まったときの判断

暗い中での移動は、転落や用水路への転落、流される危険が高まります。すでに外が危険なとき・夜間は、無理に外出せず建物の上階や、がけと反対側の部屋へ移る垂直避難で身を守ってください。道路がすでに冠水している場合、水深がわからず非常に危険です。道路冠水のリスクも踏まえ、迷ったら動かず高い場所へ。理想は明るいうちの早めの避難です。

よくある質問

建物の上の階や屋上など、より高い場所へ移動して命を守る避難方法です。外への避難(水平避難)がすでに危険なときや、間に合わないときに、その場で安全な高さへ逃げる緊急的な手段です。
水平避難は安全な避難場所まで移動する避難、垂直避難は同じ建物の上階へ移動する避難です。明るいうちで道が安全なら水平避難が基本ですが、すでに浸水が始まっている・夜で危険なときは無理せず垂直避難を選びます。
ハザードマップで想定される浸水深より高い階に避難でき、建物が頑丈で流される心配がないことが条件です。例えば浸水深3メートルなら2階では不十分で、より上階が必要です。土砂災害の危険がある場所では垂直避難は安全とは限りません。
暗い中での移動は転落や流される危険が高まります。すでに外が危険なときは無理に外出せず、建物の上階や斜面と反対側の部屋へ移る垂直避難で身を守ってください。明るいうちの早めの避難が理想です。