「避難しようと思ったときには、もう道路が冠水していて動けなかった」——水害ではこうした"逃げ遅れ"が命にかかわります。それを防ぐのがマイ・タイムラインです。台風や大雨で危険が高まったときに「いつ・誰が・何をするか」を時系列で決めておく、自分と家族だけの避難行動計画。ここでは作り方を3ステップでやさしく解説します。あわせて河川のリアルタイム水位を確認できるようにしておくと、判断の助けになります。
警戒レベルと連動した行動の例
📅 3日前〜前日
気象情報を確認/非常持ち出し袋・水や電源の備え/スマホ充電/家族で避難先を共有
🟡 レベル3(高齢者等避難)
高齢者・乳幼児・障がいのある家族はこのタイミングで避難開始。ペットの準備も。
🔴 レベル4(避難指示)
対象地域の全員が危険な場所から避難。明るいうちに、川や用水路に近づかず移動。
⚫ レベル5(緊急安全確保)
すでに災害発生。外が危険なら建物の高い階へ垂直避難し命を守る行動を。
ポイントは「自分はいつ避難を始めるか」を先に決めておくことです。避難に時間がかかる家庭ほど、早い段階を避難開始のタイミングに設定します。高齢者等避難(レベル3)の意味も確認しておきましょう。
家族構成に合わせて調整する
マイ・タイムラインは、家庭ごとに内容が変わります。高齢者・乳幼児・要介護者・ペットがいる家庭は、移動に時間がかかるぶん早めの避難を前提にします。薬・おむつ・ミルク・ペット用品など、その家庭ならではの持ち物もタイムラインに書き込んでおきましょう。共働きで日中は別々の場所にいる家庭は、連絡方法や集合場所も決めておくと安心です。家族みんなで一緒に作ることが、いざというときの連携につながります。
テンプレートの入手と見直し
ゼロから作るのは大変なので、国土交通省や自治体が配布する無料テンプレートを使うのがおすすめです。「マイ・タイムライン + お住まいの市区町村名」で検索すると、地域に合った様式や記入例が見つかります。作って終わりではなく、引っ越し・家族構成の変化・毎年の出水期(梅雨〜台風シーズン)前に見直すことが大切です。完成したら冷蔵庫や玄関など、家族の目につく場所に貼っておきましょう。