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まとめ

福井県の河川氾濫・土砂災害まとめ|過去の水害・危険な川・リアルタイム確認方法

📅 公開:2026年8月30日 🔄 更新:2026年8月30日 🗺 福井県
福井県の河川氾濫・土砂災害 — 九頭竜川・日野川・足羽川、過去の水害とリアルタイム確認

このまとめのポイント

  • 福井県の川は山から福井平野・若狭湾へ一気に下る短く急な河川が多く、山に降った雨が数時間で下流の市街地に達する
  • 氾濫の中心は九頭竜川と支流の日野川・足羽川。嶺南では笙の川(敦賀)・北川(若狭)・耳川(美浜)
  • 2004年 福井豪雨:足羽川の堤防が決壊し福井市街が浸水、土砂災害で死者・行方不明5人
  • 2022年8月 大雨:南越前町で総雨量400mm超。日野川水系の氾濫と大規模土砂崩れで北陸道・国道8号が長期通行止め
  • 1965年 奥越豪雨:大野市周辺で山地が崩壊。真名川ダム建設のきっかけになった
  • 土砂災害警戒区域は県内に約1万カ所以上。前兆を感じたら警戒レベルを待たず避難
  • リアルタイム確認はcococha+福井県河川・砂防総合情報+キキクル+土砂災害警戒情報を併用

福井県の河川リアルタイム状況(自動更新)

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    気象庁「指定河川洪水予報」(九頭竜川・日野川・足羽川など)と福井県の気象警報を約90秒ごとに取得しています。土砂災害・浸水・洪水の面的な危険度はキキクル(危険度分布)、県管理の中小河川は福井県河川・砂防総合情報で確認してください。数値・発表は速報値です。

    ▶ 福井県の各河川の現在水位は 福井県の河川水位・洪水情報【リアルタイム】、県内のライブカメラの探し方は 福井県の河川ライブカメラ・監視カメラ にまとめています。

    福井県の主要河川

    福井県は大きく嶺北(れいほく)嶺南(れいなん)に分かれます。嶺北は九頭竜川(くずりゅうがわ)水系がほぼ全域を占め、福井平野を貫いて日本海に注ぎます。嶺南は敦賀・若狭の小さな水系が並び、背後に山が迫るためどの川も流路が短いのが特徴です。

    河川よみ水系主な流域市町特徴・主な災害
    九頭竜川くずりゅうがわ九頭竜川大野・勝山・福井・坂井・あわら県最大の一級河川。上流に九頭竜ダム。豪雪地帯のため春の融雪出水にも注意
    日野川ひのがわ九頭竜川南越前・越前市・鯖江・福井2022年8月の大雨で支流の田倉川・鹿蒸川とともに氾濫。南越前町で被害集中
    足羽川あすわがわ九頭竜川池田・福井市中心部2004年福井豪雨で福井市街の堤防が決壊。上流に足羽川ダムを整備
    真名川まながわ九頭竜川大野市1965年奥越豪雨で流域が壊滅的被害。その教訓から真名川ダムを建設
    竹田川たけだがわ九頭竜川坂井市・あわら市下流の低平地で内水氾濫が起きやすい
    笙の川しょうのがわ笙の川敦賀市市街地を流れ、たびたび浸水。堤防・河道の整備が課題
    北川きたがわ北川若狭町・小浜市若狭地方の主要河川。台風や前線の大雨で増水
    耳川みみがわ耳川美浜町2004年の大雨で氾濫・土砂流出
    「指定河川洪水予報」が出るのは大きな川だけです。九頭竜川・日野川・足羽川など国・県が指定した河川以外は洪水予報の対象外で、中小河川は内水氾濫や鉄砲水が予報なしで起こります。川の水位が低くても、山あいや谷沿いではキキクルの色で判断してください。

    福井県の過去の主な水害・土砂災害

    2004 福井豪雨
    死者・不明5人
    足羽川堤防決壊/時間雨量約96mm
    2022/8 南越前町
    総雨量400mm超
    北陸道・国道8号が長期通行止め
    1965 奥越豪雨
    真名川ダム建設
    大野市周辺で山地崩壊
    土砂災害警戒区域
    約1万カ所超
    県内の指定数(土石流・急傾斜地等)
    年表でみる福井県の主な水害
    • 1965年9月 奥越豪雨(昭和40年):大野市・旧和泉村で山腹が各所で崩壊し、真名川・九頭竜川上流で土石流。多数の死者・行方不明者。真名川ダム建設のきっかけになった。
    • 2004年7月18日 福井豪雨:足羽川上流で1時間に約96mm。福井市中心部で足羽川左岸の堤防が決壊し市街地が広範囲に浸水。旧美山町(現・福井市東部)を中心に土砂災害が多発、死者・行方不明5人。
    • 2013年9月15〜16日 台風18号:嶺北を中心に大雨。九頭竜川・日野川・足羽川で氾濫危険水位に迫り、避難勧告が広域に発令された。
    • 2021年8月 前線による大雨:嶺北で道路冠水・住宅浸水・のり面崩壊が相次いだ。
    • 2022年8月4〜5日 記録的大雨:南越前町今庄付近で総雨量400mm超。日野川・田倉川・鹿蒸川などが氾濫、南越前町で大規模な土砂崩れにより集落が孤立、北陸自動車道・JR北陸本線・国道8号が長期通行止め。越前市・敦賀市でも住宅浸水。

    福井県は雪も多く、記録的な豪雪(2018年2月・2021年1月など)のあと、春の融雪と雨が重なると九頭竜川水系の水位が上がりやすくなります。夏の大雨だけでなく、冬から春にかけての出水にも注意が必要です。

    なぜ福井県は氾濫・土砂災害が起きやすいのか

    1. 地形 — 山から平野まで一気に下る短い川

    嶺北では白山山地・越美山地から福井平野へ川が急な勾配で下り、勾配がゆるむ平野部で一気に水があふれます。嶺南はリアス海岸で海のすぐ背後に急峻な山が迫り、敦賀・小浜などの市街地は逃げ場の少ない低地に広がっています。どの川も長さが短いため、山に降った雨が数時間で下流の市街地に到達します。

    2. 地質 — 崩れやすい岩と厚い風化土

    県内にはもろい第三紀層や風化した花こう岩が広く分布し、斜面には雨を含むと崩れやすい厚い土砂がのっています。奥越(大野・勝山)や南越前の山地は特に崩壊の履歴が多く、土砂災害警戒区域は県全体で1万カ所以上指定されています。

    3. 気象 — 線状降水帯と豪雪

    日本海側の福井県は、夏から秋にかけて線状降水帯による短時間の猛烈な雨が発生しやすい地域です。2022年8月の南越前町の大雨も、次々と発達した積乱雲が同じ場所にかかり続けたことで起こりました。冬は豪雪地帯で、融雪期には雪どけ水と雨が合わさって河川が増水します。線状降水帯のしくみは線状降水帯とはで解説しています。

    「これまで大丈夫だった」は通用しません。2022年の南越前町では、地元でも記憶にない規模の雨で長年安全とされてきた場所が被災しました。ハザードマップで自宅の想定を確認し、早めの避難を前提に行動してください。

    土砂災害の前兆と警戒レベル

    こんなサインを感じたら、警戒レベルを待たず避難

    がけ崩れ

    斜面のひび割れ/小石がぱらぱら落ちる/斜面から急に水がわき出る/湧き水が濁る・止まる

    土石流

    川の水が急に濁り流木が混じる/雨が続くのに川の水位が下がる/山鳴り・石がぶつかる音/腐った土のにおい

    地すべり

    地面のひび割れ・陥没・隆起/井戸や沢の水が濁る/樹木や電柱が傾く/家の建てつけが急に悪くなる

    共通の注意

    夜間・豪雨のなかの移動は危険。前兆に気づいたら斜面と反対側の2階以上へ「垂直避難」も選択肢

    警戒レベルと河川・土砂の情報の対応

    警戒レベル河川(洪水予報)土砂災害とるべき行動
    レベル5氾濫発生情報(既に災害発生のおそれ)命を守る最善の行動。すでに避難できていなければ近くの安全な場所・建物の上階へ
    レベル4氾濫危険情報土砂災害警戒情報全員避難。危険な場所から全員がその場を離れる
    レベル3氾濫警戒情報大雨警報(土砂災害)/キキクル「赤」高齢者等は避難。ほかの人も準備と自主避難の検討
    レベル2氾濫注意情報大雨・洪水注意報/キキクル「黄」避難先・経路・持ち出し品を確認

    用語の詳細は警戒レベルとは土砂災害警戒情報とはキキクルの見方をご覧ください。

    福井県で河川水位・土砂災害の危険度をリアルタイム確認する方法

    ひとつの情報源に頼らず、「大きな川の水位」「中小河川と土砂」「面的な危険度」を組み合わせて見るのがコツです。

    手段わかること使い方
    cococha(このサイト)九頭竜川・日野川・足羽川など指定河川の現在の警戒レベル福井県ページを開く。このページ上部のパネルでも自動更新
    福井県河川・砂防総合情報県管理河川の水位・雨量・ライブカメラ、土砂災害の危険度検索窓に「福井県 河川 砂防 総合情報」と入力(名称・URLは変更されることがあります)
    キキクル(気象庁)土砂・浸水・洪水の危険度を地図で色分け(黄→赤→紫→黒)「キキクル」で検索。紫になったら避難、黒は既に危険な段階
    土砂災害警戒情報市町単位で発表される警戒レベル4相当の情報気象庁・福井県のサイト、テレビ・防災メールで確認
    川の防災情報(国交省)国管理区間の水位・カメラ・洪水予報スマホ版サイトをホーム画面に追加しておくと早い(スマホでの見方
    川を見に行かないでください。2004年・2022年の福井の災害でも、水路や川の様子を見に出た人が被災しています。増水時の見回りは自治体・消防に任せ、住民は屋内や高台から確認を。確認手順は水位をリアルタイムで確認する方法にまとめています。

    避難のタイミングと備え

    • 土砂災害警戒区域・浸水想定区域に住んでいる人は、レベル3(高齢者等避難)で行動を開始。夜間に大雨が予想されるときは、明るいうちの「早めの避難」を。
    • 立ち退き避難が基本。ただし外がすでに危険なほど増水・暗い場合は、斜面と反対側の2階以上への垂直避難に切り替える。
    • マイ・タイムラインを作る:台風接近3日前〜レベル5までの自分の行動を先に決めておく(作り方)。
    • 非常持ち出し袋と、車のガソリン・スマホの充電を平常時から確保(チェックリスト)。
    • ハザードマップで自宅の想定浸水深・土砂リスク・避難所を家族で共有(見方)。福井県・各市町の窓口やウェブで入手できます。

    緊急連絡先・公式情報

    命に関わる緊急時は迷わず通報を。119(消防・救急)、110(警察)。川に人が流された・海の事故は118(海上保安庁)。

    よくある質問

    福井県で氾濫しやすい川はどこですか?
    福井平野を流れる九頭竜川と、その支流の日野川・足羽川が代表的です。足羽川は2004年の福井豪雨で福井市中心部の堤防が決壊しました。日野川と支流の田倉川・鹿蒸川は2022年8月の大雨で南越前町を中心に氾濫しています。嶺南では敦賀市の笙の川、美浜町の耳川、小浜市・若狭町の北川が増水時に注意が必要です。
    2004年の福井豪雨とはどんな災害でしたか?
    2004年7月18日、足羽川上流で1時間に約96mmの猛烈な雨が降り、福井市中心部で足羽川の堤防が決壊しました。市街地が広範囲に浸水し、旧美山町などで土砂災害が多発、死者・行方不明者5人の被害が出ました。この災害を教訓に足羽川の堤防強化や足羽川ダムの整備が進められました。
    2022年8月の南越前町の大雨はどのくらいでしたか?
    2022年8月4日から5日にかけて北陸で記録的な大雨となり、南越前町今庄付近では総雨量が400mmを超えました。日野川や支流の田倉川・鹿蒸川などが氾濫し、南越前町では大規模な土砂崩れで集落が孤立、北陸自動車道・JR北陸本線・国道8号が長期間通行止めになりました。越前市や敦賀市でも住宅浸水の被害が出ています。
    福井県はなぜ土砂災害・河川氾濫が起きやすいのですか?
    嶺北は白山山地から福井平野へ川が急勾配で下り、嶺南はリアス海岸で背後に急峻な山が迫ります。崩れやすい第三紀層や風化した花こう岩が広く分布し、土砂災害警戒区域は県内に約1万カ所以上指定されています。気象面でも日本海側は夏から秋に線状降水帯が発生しやすく、冬は豪雪地帯で融雪期にも川が増水します。
    福井県の河川水位や土砂災害の危険度はどこで確認できますか?
    国管理区間の九頭竜川・日野川・足羽川の洪水予報はこのページ上部のパネルとcocochaの福井県ページで確認できます。県管理河川の水位・雨量・ライブカメラは「福井県河川・砂防総合情報」で公開されています。土砂災害・浸水・洪水の危険度は気象庁の「キキクル」、命に関わる段階では県と福井地方気象台が共同で出す「土砂災害警戒情報(警戒レベル4相当)」を確認してください。
    土砂災害にはどんな前兆がありますか?
    がけ崩れの前兆は、斜面のひび割れ・小石がぱらぱら落ちる・斜面から急に水がわき出る・湧き水が濁るなどです。土石流は、川の水が急に濁り流木が混じる・雨が降り続いているのに川の水位が下がる・山鳴りがする・腐った土のにおいがするといったサインがあります。ひとつでも当てはまれば、警戒レベルを待たずにその場から離れてください。