大雨のニュースで「○○市に土砂災害警戒情報」と流れることがあります。これは、がけ崩れや土石流などの土砂災害がいつ起きてもおかしくないほど危険が高まったことを知らせる情報です。ここでは土砂災害警戒情報の意味と警戒レベル、土砂災害の前兆現象、発表されたときに取るべき行動をやさしく解説します。河川氾濫と同時に起きることも多いため、河川のリアルタイム水位もあわせて確認しましょう。
土砂災害警戒情報とは
大雨により土砂災害(がけ崩れ・土石流・地すべり)の危険が高まったときに、都道府県と気象庁が共同で市町村ごとに発表する情報です。命に関わる土砂災害が差し迫っていることを示し、危険な区域の住民に避難を強く促します。大雨警報(土砂災害)よりさらに危険度が高い段階です。
警戒レベル4相当
土砂災害警戒情報は警戒レベル4相当です。危険な区域にいる人は避難指示に従い、ただちに安全な場所へ避難する段階を意味します。「まだ大丈夫」と思わず、暗くなる前・雨がひどくなる前に避難を終えることが大切です。キキクル(土砂キキクル)で自分の場所の危険度を必ず確認しましょう。
がけ崩れ・土石流の前兆
次のような現象は土砂災害の前兆とされます。気づいたらただちに離れてください。
がけ崩れ
がけからの小石の落下、斜面のひび割れ、斜面からの水の湧き出し、地鳴り。
土石流
川の水が急に濁る・流木が混じる、急に川の水位が下がる、山鳴り、腐った土のにおい。
ただし、前兆がないまま突然発生することも多いため、前兆を待たず警戒情報の段階で早めに避難するのが安全です。
発表されたときの行動
がけ・斜面・渓流の近くにいる人はただちに離れて避難してください。すでに外が危険なときは、無理に外へ出ず、建物のなかでもがけから最も離れた上階の部屋へ移動する垂直避難を。ハザードマップで土砂災害警戒区域(イエローゾーン)・特別警戒区域(レッドゾーン)に入っていないか事前に確認しておきましょう。