佐賀県の河川一覧・危険度
佐賀県の主要河川と水害の特徴
佐賀県には六角川(ろっかくがわ)・松浦川(まつうらがわ)・嘉瀬川(かせがわ)・城原川(じょうばるがわ)・牛津川(うしづがわ)・筑後川(ちくごがわ・県東部の県境)などの河川があります。有明海に面した佐賀平野は勾配が極めて緩く、大潮の満潮時には海水が川をさかのぼる感潮河川が多いのが最大の特徴です。大雨と満潮が重なると水が海へ流れず、堤防を越えなくても樋門・排水路からあふれる内水氾濫で広範囲・長時間の浸水になります。線状降水帯による集中豪雨のリスクも高い地域です。各河川の現在水位は上の一覧から確認できます。危険度の段階は氾濫発生情報とは(洪水予報4段階)、確認手順は水位をリアルタイムで確認する方法をご覧ください。
佐賀県の河川を地区別に見る
佐賀市は嘉瀬川・城原川・八田江・多布施川とクリーク(水路)網が市街地に張り巡らされ、内水氾濫・道路冠水が起こりやすい地域です。武雄市・大町町・白石町・江北町(六角川・武雄川・牛津川)は2019年・2021年と続けて甚大な浸水被害を受けた流域です。唐津市・伊万里市(松浦川・徳須恵川・有田川)、鳥栖市・みやき町(筑後川・沼川・寒水川)も低地の浸水に注意が必要です。
佐賀県で氾濫しやすい川・注意したいエリア
六角川は流路の勾配が日本有数に緩く、感潮区間が長いため水がはけにくく、2019年8月・2021年8月にいずれも武雄市・大町町で氾濫・浸水しました。2019年は大町町の病院が孤立し、鉄工所から油が流出して被害が拡大しました。松浦川は唐津市街を貫流し、支流の徳須恵川とあわせて増水しやすい川です。佐賀平野一帯のクリーク(水路)は豪雨で一気に満水になり、道路と水路の境界が分からなくなるため夜間の移動は特に危険です。
佐賀県の過去の主な水害
- 2019年8月28日 前線による大雨(令和元年8月豪雨):六角川・松浦川流域で記録的な大雨。武雄市・大町町・白石町などで広範囲が浸水し、大町町の病院が孤立、鉄工所からの油流出で被害が拡大した。
- 2021年8月 前線による大雨(令和3年8月豪雨):ふたたび武雄市・嬉野市・大町町などで六角川水系が氾濫・浸水し、2019年の被災地が再び水につかった。
- 1990年7月 梅雨前線豪雨:牛津川・嘉瀬川流域などで大規模な浸水が発生し、六角川水系の治水対策が本格化する契機となった。
お住まいの想定浸水深と避難先は事前に確認しておきましょう。確認方法は次の見出しにまとめています。
佐賀県のハザードマップの確認方法
佐賀県で自宅や職場の浸水リスクを調べるには、次の3つを順に見るのが確実です。
見るときのポイントは、色(想定浸水深)だけでなく「浸水継続時間」と「家屋倒壊等氾濫想定区域」もあわせて確認することです。浸水が長引く地域では在宅避難が難しく、早めの立ち退き避難が必要になります。地図の読み方はハザードマップの見方、行動計画はマイ・タイムラインの作り方で詳しく解説しています。
佐賀県の河川水位・監視カメラの確認方法
佐賀県は県管理河川の水位・雨量・ライブカメラを「佐賀県河川砂防情報システム」で公開しています(検索窓に「佐賀県 河川砂防情報システム」または「佐賀県 川の防災情報」と入力すると見つかります。名称やURLは変更されることがあります)。六角川・松浦川・嘉瀬川・城原川など国管理区間は国土交通省「川の防災情報」で確認できます。cocochaでは気象庁の指定河川洪水予報データをもとに、上の一覧で主要河川の現在の警戒レベルをリアルタイム表示しています。カメラの探し方は佐賀県の河川ライブカメラ・監視カメラにまとめています。
「氾濫情報」「警報」が出たときの判断
氾濫注意情報(Lv.2)は準備、氾濫危険情報(Lv.4)は避難指示の段階です。水位の基準は氾濫危険水位とは、用語の違いは洪水と氾濫の違いで整理しています。佐賀平野では川があふれる前に内水氾濫で道路や水路があふれることが多く、河川の水位が低くても油断はできません。いま出ている大雨・洪水警報は気象庁の警報・注意報ページやcocochaの洪水警報一覧で確認できます。