千葉県の冠水しやすい道路・場所|令和8年8月千葉豪雨と2019年の被害

令和8年8月千葉豪雨2019年の大雨・台風アンダーパス

千葉県で冠水・浸水が起きた主な災害

千葉県は、短時間の強い雨で道路が先に冠水する地域です。大河川の氾濫よりも、下水道や水路の排水が追いつかない内水氾濫、そして低い構造のアンダーパスの冠水が被害の中心になってきました。ここでは公表されている情報をもとに、過去の主な災害を整理します(数値は発表時点のものです)。

  • 令和8年8月千葉豪雨(2026年8月13〜14日):線状降水帯などで記録的な大雨となり、千葉市など県内の広い範囲に大雨特別警報(警戒レベル5)が発表された。
  • 2019年10月25日の大雨:一宮川など房総の中小河川が氾濫し、茂原市・長生郡・市原市などで住宅の浸水が多発した。
  • 2019年 台風15号・台風19号:県内広域で河川の増水、道路冠水、住宅浸水が相次いだ。
  • 2013年10月 台風26号:千葉市・市原市などの河川周辺が浸水した。

令和8年8月千葉豪雨で冠水した道路・アンダーパス

2026年8月13日から14日にかけての豪雨では、千葉市中央区で12時間に341.5mmの雨を観測したとウェザーニューズが伝えています。大雨特別警報(警戒レベル5)は、13日19時30分に千葉市・市川市・船橋市・松戸市・佐倉市など12市に発表され、その後我孫子市・印西市が追加されました(消防庁・気象庁の発表)。

通行止めになった道路

  • 国道16号(千葉市中央区村田町):冠水。アンダーパスで車が水没し、男性が亡くなった。排水ポンプを動かす電源が停電で止まり、非常用発電機も作動しなかったと報じられている。
  • 国道296号(佐倉市田町)、国道464号(船橋市小室町):冠水(国土交通省 8月14日14時時点の被災状況)。
  • 国土交通省千葉国道事務所は、国道16号の村田町アンダーパスで、8月31日から予防的な事前通行規制を導入した。「レベル4大雨危険警報の発表」「時間雨量50mmへの到達(予測を含む)」「道路管理者または警察が冠水の可能性があると判断」のいずれかで、冠水の前に通行止めにする。

この豪雨でわかったこと

  • 想定区域の外でも被害が出た:ウェザーニューズの分析では、冠水・浸水の被害報告の55.7%が低地や浸水想定区域の外から寄せられた。想定区域外では、河川の氾濫より、道路やアンダーパスの排水能力を超えた内水氾濫が中心だったという。
  • 下水道の能力を超える雨だった:1時間100mmを超える雨は、一般的な下水道の処理能力(1時間約50mm)の約2倍にあたる。
  • 同じ場所が繰り返し被害に:市原市では2019年の台風と同じ場所で再び被害が出たと伝えられている。

人的被害や住宅被害は集計が更新されています。最新の数値は千葉県防災ポータルサイトの発表で確認してください。

千葉県で冠水が起きやすい場所の傾向

  • アンダーパス・地下道:周囲より低く、雨水が一気に流れ込む。10〜20cmの冠水でもエンジンが止まる恐れがあり、水深は見た目で判断できない。詳しくは道路冠水・アンダーパスの危険を参照。
  • 都市部の低地・市街地:千葉市美浜区、市原市、松戸市など、想定区域内でも実際に被害報告が多かった地域がある(ウェザーニューズの分析)。
  • 中小河川の流域:一宮川(茂原市・長生郡)、養老川(市原市)、都川・葭川(千葉市)など。短時間の強い雨で急に増水する。河川の状況はこのサイトの千葉県の河川水位一覧で確認できる。
  • 河川の水位が高く排水できないとき:本川が高いと支川や下水道の水がはけず、低地で内水氾濫になる。

通る前に確認できる情報

  1. ① 冠水しやすい場所を事前に知る…国土交通省 千葉国道事務所の道路冠水注意箇所マップ(アンダーパス部)。通勤・送迎ルートに含まれていないか、大雨の前に見ておく。
  2. ② 千葉市の地下道の状況を見る…千葉市地下道冠水情報システムで、通行可・通行注意・通行止めを確認できる。
  3. ③ 危険度を地図で見る…気象庁のキキクル(浸水害)で、自分のいる場所の危険度を確認する。
  4. ④ 川の増水を見る…千葉県の河川ライブカメラと千葉県の水位一覧。

これらは「今この道が通れるか」を保証するものではありません。情報が見つからない=安全ではないため、水がたまっている道には絶対に進入せず、引き返してください。

よくある質問

国土交通省の発表では、国道16号(千葉市中央区村田町)、国道296号(佐倉市田町)、国道464号(船橋市小室町)で冠水が確認されました。村田町のアンダーパスでは車が水没する事故が起きています。
アンダーパスや地下道、市街地の低地、一宮川・養老川・都川などの中小河川の流域です。浸水想定区域の外でも道路やアンダーパスの冠水が起きたため、ハザードマップで色がない場所でも油断できません。
国土交通省 千葉国道事務所が「道路冠水注意箇所マップ(アンダーパス部)」を公開しています。千葉市内の地下道は千葉市地下道冠水情報システムで通行状況を確認できます。いずれも現在の通行可否を保証するものではないため、冠水した道には進入しないでください。
エンジンの再始動を繰り返さず、すぐに車外へ避難してください。ドアが開かない場合は窓から脱出します。詳しくは「道路冠水・アンダーパスの危険」「車が冠水したときの対処」を参照してください。